M.C

投稿者

30代女性:一関市在住

想い出の場所

おじいちゃん家が見える電車の中
おじいちゃん家が見える電車の中での思い出

思い出

今、小学5年生の私は一ノ関駅の切符の販売機の列に同級生と並んで自分の番が来るのをはドキドキしながら待っていましたね。人見知りで内気な自分だから人に買い方を教えてもらうことも聞けず、あせる気持ちが膨らんでパニックになったよね。とうとう自分の番が来てしまったね。人生で始めて電車に乗るから不安で切符の買い方と乗り方を学校で先生と何度も予行練習をしたのに実際その場になると記憶が飛んで不安なったよね。今、その時を思い出そうとしても思い出せないくらい、その当時は頭が真っ白でどうやって切符を買ったか覚えていないんだ。ゴメンね…でも一生懸命に頑張ったよね…電車に乗った後も不安だったけど素敵なことが起きたんだよ。まだ不安でたまらないまま授業の一環で紙すき体験の移動のために電車に乗った私は電車に乗ったことがないからどうすれば良いかわからずに戸惑っていたら友達が「一緒に座ろう!」って言って心強く感じたよね。電車が動き出して揺られながら窓の景色を観ていたら途中から「あれ…?何かこの光景に見覚えがあるかも?」って思ったよね。その時、突然見えてきた懐かしく心が休まる風景が電車の窓から見えたんだ!私は隣に一緒に座ってくれた友達の肩をポン!ポン!と叩いて「あれ!おじいちゃん家だ!!!」て教えたよね。あの時、電車の窓から見えたおじいちゃんの家が「頑張れー!」と励ましてくれているようで、その時まで不安でたまらない心がホッとしたのを覚えているよ!その後は東山の紙すき体験を楽しく授業して帰ったよね。帰りの電車でまた「おじいちゃん家が見れる!」と思ったら最初は電車に乗るのが不安でたまらなかったけど電車に乗るのが楽しみになったんだよ。

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電車のイラスト